リバネス研究費

2026年9月公募第74回リバネス研究費

第74回 NTT都市開発賞

現在募集中です。応募締切:2026年10月30日(金)18:00まで

人・情報・空間の接続を生む場のデザインに関する研究

人と人との繋がりを生み出す、人が多様な情報にアクセスすることを容易にする、あるいは離れている空間にいる人同士のコミュニケーションを円滑にするような、『場』のデザインにつながる研究テーマを募集します。新たな技術の提案から、場の設計、効果の計測方法まで多様な応募を歓迎します。

設置企業・組織 NTT都市開発株式会社
設置概要

採択件数:若干名

助成内容:研究費50万円

スケジュール 応募締切:2026年10月30日(金)18:00まで
審査結果:2027年2月上旬頃に連絡予定
募集対象 ・大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者
・海外に留学中の方でも申請可能
・研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能
担当者より一言
NTT都市開発では、単なる不動産開発に留まらず、様々な知識を持つ人が出会い・交流することで、新たなアイデアや産業が生まれるような『場作り』をめざしています。情報通信技術や、IoT関連の技術も取り入れながら、「人の交流や創造性を引き出す空間」について、若手研究者のみなさまと考えるために賞を設置しました。当社の不動産アセットを活用した実証実験も検討可能です。建築だけでなく、情報通信、IoT、ロボティクス、心理学、メディアアートなど様々な分野からのご応募をお待ちしています。
設置企業インタビュー記事

未知の共創を誘発する空間 ~リバネス研究費 NTT都市開発賞でめざす人・情報・空間の接続~

国内外でインキュベーション拠点が増加する中、いかに人と人、人と情報とのつながりを生み出し、化学反応を起こしやすい場を作るかが重要な要素になっている。場作りのプレイヤーであるNTT都市開発株式会社(以下、NTT都市開発)は、今回設置するNTT都市開発賞を通じて、人・情報・空間の新たなつながりを作り出す研究を考えている。

 

リアルな場を介したコミュニケーション

スタートアップを中心に、事業会社やアカデミアの研究者、ベンチャーキャピタルなどが集まるインキュベーション拠点の設置が増加している。この数年でも、例えば、東京では日本橋、虎ノ門、新木場、大阪では梅田、中之島、愛知では鶴舞、宮城では仙台、福岡では天神、九州大学病院前などに新しい施設ができている。大学でも研究成果をもとにした会社の立ち上げが増えている中で、読者にもこうした施設を利用したことがある人がいるかもしれない。リアルに会って人と人とがつながる共創の場を作り、そこを社会課題を解決する事業を育てていく場にしていく動きが広がっている。 

アカデミアと連携した共創空間を作る

NTT都市開発もこうした開発に力を入れる一社で、産官学連携による地域の活性化など、独自の街づくりを進めている。アカデミアとの連携ですでに運用が始まっているのが「アーバンネット仙台中央ビル」だ。低層部の共創拠点「YUI NOS(ゆいのす)」では、起業家から学生、研究者までが集うコワーキングスペースを核とし、東北大学や自治体と連携したスタートアップ支援を展開している。さらに次世代放射光施設「NanoTerasu」と連動する分析室を実装するなど、最先端の研究と都市の日常をダイレクトに結びつけることで、東北から世界を塗り替えるイノベーションの創出をめざしている。さらに、現在進行形の東京科学大学田町キャンパス土地活用事業では、JR田町駅前に国内最大規模となる約16,000 ㎡のインキュベーション施設を整備する開発が進んでいる。

つながりの可能性を広げる研究へ

共創の場に人が集まる文化が浸透してきている一方で、実験施設、ものづくりの工場、海外拠点など、物理的に接続が難しい場所との共創を加速させることはできるだろうか。遠隔地にいる人、その場所にはない知識や設備までをつなぐことができたとしたら、共創の場はどのような進化を遂げていくだろうか。NTT都市開発賞では、空間利用の可能性を広げる研究テーマを募る。Human Computer Interaction、XR、ロボティクス、AI、センシング、認知科学、建築、都市計画など、アプローチは問わない。人を集める場所から、人と知識をつなぐ場所へ。そして、距離を越えて新たな知が生まれる場所へ。その未来を研究者のみなさんとともに探っていきたい。(文・髙橋 宏之)

アーバンネット仙台中央ビルの共創拠点YUI NOS

田町のインキュベーション施設のイメージ図

現在募集中のリバネス研究費